リンク式コミュニケーションツール Scrapbox
企業内情報整理は、すべてリンク方式に
インターネット全体の検索もかつてはディレクトリ型だったが、数が多くなり、限界が来た。
一方「全文検索」にも、ソート(並び順)に問題があった。
これを解決したのが「リンク+検索」方式(Google、1998)
現在、これと同じことが組織内で進行中
皮肉なことに、Google Driveは、リンクが簡単に貼れないし、検索結果になんら生かされていない。
つまりGoogle自身も20年前から時が止まっている
https://gyazo.com/1b58500c28f13edce677125dddaeca90
そこで、Scrapbox
単なるドキュメントツールにとどまらず、
コミュニケーションの水面を一段押し下げ、組織活性につなげるツール
https://gyazo.com/3ea068441df957946c6138eac49ef8a9
現在の情報共有システムの問題を解決
見つからない問題
重複問題
引き継げない問題
エンジニア育成問題
流れていく問題
開発者と会話できない問題
見つからないものがなくなる
Scrapboxは、リンクにより、すべてのものが見つかり整理できる
[ ]で囲むだけでリンク可能
画期的な2Hop Link方式。これにより、被リンク元からリンクを貼る必要がない
また、共通のリンク先をつなげることができる
1万件以上の情報が問題なく整理可能
https://gyazo.com/35f2e52d099ac4108e3861f9e80c2ace
重複問題の解決
企業のインフラにはたとえば、「サーバーの設定」などを調べると
「新・サーバーの設定」
「新新・サーバーの設定」
「サーバーの設定 2018」
など重複する文書が大量にある
これが起きる原因は、結局のところ、探せないから。探すことができないので、新しいページを作ってしまう
またリンクもされないので、どちらが正か分からない状況が起き、情報の統制が破綻する
時間が無限にとられる
また、編集の問題がある場合もある。古い情報を見つけても、状況が複雑だと修正できない
引き継げない問題
組織の活性化のために、メンバーがチーム間を渡り歩く(人員の配置換え)は不可欠
しかし、プロジェクトが複雑化し、暗黙知が蓄積すると、主要メンバーが移動できない事態に
無理に移動すると、そのプロジェクトが停滞する
Scrapboxを使うと、決定事項だけでなく、その議論過程が、蓄積する
リンクにより思考経路が蓄積する
失敗、成功の奇跡を追うことができる
これによって、「PDCA」サイクルに圧倒的な知見を与える
単に回すだけでなく、「Check」の段階が「Study」となる => PDSA
知識や技術が足りないメンバーが自分で学び、引き継ぎ、さらに発展できる
エンジニア育成問題
エンジニアのレベルが基準に達しない場合にどうやって教育するか
即戦力でないレベルの人を一定レベルにあげる
技術分野があまりにも細分化しすぎていて基本的なパターンだけでは育成しきれない
レベル問題も存在するなか、細分化もさらに進む
実際はSlack等のチャットでも大量に相談が行われているが、これが集約されるだけでも相当量がある
scrapboxはその場でコミュニケーションできるので育成効率を最大化
レベルの高い人が教える時間を圧倒的に削減
業務で使う中で自然にノウハウがたまり生きた教科書になる
流れていく問題
画期的アイデアとは多くの場合、本筋とは別の発想との結合である
会議でもチャットツールでも、トピックは決まっており、そこから逸脱すると、引き戻す力が生じる
「ちょっと話題がそれてしまったので本題に戻ります」
リンク式のコミュニケーションツールの場合は、逸脱はリンクとしてつなげばよいので、いくらでも逸脱できる
リモートでこれを利用すると、カンブリア爆発のようなアイデアの発散が起きる
一方で本題は本題で、流れていくことがない
開発者と会話できない問題
「リリースはなぜで止まっていますか?」
「マクアケの動作が停止していて起動に手間取っているからです」 というようなときに、Scrapboxがあると、すべての専門用語や社内用語が説明可能になる
これによってアクティブに社内でお互いが高速に学ぶことができる
他のツールとの比較
現在市場にでている共有ツールは、すべてディレクトリ型またはGoogle以前の全文検索型である
Scrapboxは、すでに慶応大学でプロトタイプを10年間実用済みで、その効果は証明済み
社内導入への工夫と必要とする組織像
これまでのツールに比べると、発想の転換が必要になることがある
アイデアや議論過程も残していく
リーダーが率先して実施することで普及できる
組織像
オペレーション以上に、企画に価値を置く企業において、その成果を最大化する
またはすでにオペレーションが強く、企画が弱いと感じる企業において両方を強くする
結論
以下の問題を解決するリンク式のコミュニケーションツールです
見つからない問題
重複問題
引き継げない問題
エンジニア育成問題
流れていく問題
開発者と会話できない問題
ノウハウ、企画、顧客情報、議事録、TODO、社内マニュアル、社内教育、社員情報、などあらゆる情報を管理
リンク式コミュニケーションツール Scrapbox